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西川浩幸・お稽古八日目。

こんにちは、西川浩幸です。

夏みたいなお天気が続いていたかと思ったら、急に寒くなって身体がびっくりしている東京中野です。


今回のブログの順番は(毎回若者が工夫をしてくれています)、人生の本のページ数です。僕の人生は200ページの本らしいです。タイトルは「親に感謝」。


昨年の12月に母が亡くなって、もう感謝したい親はいなくなってしまいました。本当に孝行をしたい時に親はなしです。せめて唯一生きている弟に孝行しないといけません。

思えば、大学もちゃんと卒業できなかったし、お芝居なんかやり始めてしまって、すねをかじれるだけかじっていました。ごめんね、母ちゃん。もう一緒にご飯も食べられないし、写真も撮れません。親が退職して家族旅行くらいは行きたいと思っていたのが、もう遠い昔になってしまいました。僕が、この世にいるのは間違いなく両親のお陰です。

父ちゃん、母ちゃん、本当にありがとう。


『ナツヤスミ語辞典』は、三つの家族と、それに関わる人々の物語です。僕にとっては四回目の上演です。初演は89年だったので24歳でした。

ぴちぴちでした。今年は54歳。かすかすです。30年は長い長い時間です。中身は、ほとんど成長していないのに、身体はどんどんおとろえていきます。ほとんどどんどんです。

体力だけじゃありません。感受性も鈍く遅くなっています。


でも悲しくなんかありません。変化は必ず起こること、なんとかあらがってあらがって少しずつ前に進むのです。すると、前にはできなかったことが、ある日できるようになる。これは、誰にも与えられない、自分自身でつかんだ喜びです。僕にとってお稽古は、普段のほほんと暮らしている自分を鍛える時間です。

そんなことを考えたりしながら心と身体に鞭打ってやっています。なんだか若者が妙に楽しそうなのが、まぶしく見えます。元若者も楽しそうです。



夏休みの思い出は、あまりに遠い昔で消えてしまいました。一ヶ月も何をしていたんだろう?うっすら覚えているのは、暑くてやる気が起こらないくせに、何か起こらないかなぁと期待していたことです。口癖は「ひまだなぁ〜」。時間があまってあまって仕方がありませんでした。酒屋の裏でビンを砂利道で割ったり、ビンの栓の裏にあった当たりくじを探したり…。時代ですね。陽炎(かげろう)で、ぼやけた景色を思い出します。


子供の頃は夏が好きではありませんでした。泳げなかったし、七月生まれなのに暑さに弱かったし、夏の楽しみ方が分かりませんでした。大人になって沖縄や南の島に行くようになり、やっと夏や暑さの魅力が少しだけ実感できるようになりました。半ズボンの心地良さも感じるようになりました。フランス人が夏になるとお日様を浴びに外へ出る気持ちが共感できるようになりました。夏は太陽の季節。陽の光はめぐみの光だったのですね。


『ナツヤスミ語語辞典』は三人の中学生の話でもあります。夏のまぶしくて生き生きとした子供たちが精一杯生きています。



皆さんも、どうぞお元気で。


2019-04-26 21:40  nice!(1)  コメント(0) 
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